美酢には何が入っているの?栄養成分を原材料ごとに分析してみた

美酢_パイナップル_ざくろ 美酢-効果
美酢_パイナップル_ざくろ

今回はミチョ900mlペットボトルに入っている栄養成分を分析していこうと思います。味(フレーバー)によって多少原材料が変わり、1つのフレーバーにのみ飲み入っている成分などもあるのでそれについても書いています。

大きく占める原材料は同じですが、それぞれの成分にどのような効果があるのか徹底的に分析して行こうと思います。

1.フラクトオリゴ糖

美酢の主成分として入っているのがこのフラクトオリゴ糖です。フラクトオリゴ糖は胃や小腸で分解されないため、いくら摂っても血糖値が上がりません。糖を脂肪として蓄えるインスリンへの影響がないため、太ったり糖尿病に繋がったりしません

また、胃や小腸で分解されないため大腸にそのまま届き大腸菌の栄養になることができます。大腸の善玉菌が元気になることで便秘の改善などに繋がります。

フラクトオリゴ糖の甘味は人間が美味しいと感じる砂糖に近いので、砂糖の代わりに使用されることで血糖値を上げずに甘いものを食べられる優れものです。

なら全ての食品にフラクトオリゴ糖を使えば良いのではないか?と思うのですが、高価という弱点があります。もしフラクトオリゴ糖が砂糖と同じくらい安ければ、もっと多くの食材に使われていると思います。

血糖値を上げずに大腸菌の栄養になるメリットがあるフラクトオリゴ糖ですが値段が張るため、大抵の商品の原材料にフラクトオリゴ糖と書いてあることは少ないですが、美酢は主原料にフラクトオリゴ糖を使用しているため原材料からも健康に配慮している商品だと言うことがわかります。

このフラクトオリゴ糖は脂肪にならないので普段から砂糖の代わりに使えばダイエットにも効果的です。

2.果実酢

フレーバーによって、ざくろ酢、ぶどう酢、パイナップル酢、りんご酢、もも果実酢(りんご果汁、もも果汁)といった別々の種類の果実酢が原材料として使われています

果実酢(フルーツビネガー)は果実を使用して作られた酢であり、フルーティーで飲みやすくなっている他、健康や美容に良い栄養成分が豊富に含まれています。

効能としては果実酢に含まれている成分であるクエン酸による疲労回復効果酢酸による内臓脂肪やコレステロールを減らす効果などに期待できます。

3.濃縮果汁

濃縮果汁もフレーバーによってぶどう濃縮果汁、パイナップル濃縮果汁、カラマンシー濃縮果汁、もも濃縮果汁、いちご濃縮果汁、みかん濃縮果汁といった原材料が使用されています。それぞれの味にそった果物の果汁成分が入っています。

美酢は100%濃縮果汁から作られているため、薄めて飲むと飲みやすいですね。

濃縮還元果汁との違い

普段目にする100%フルーツジュースの原材料には濃縮還元果汁が使われていることがほとんどで、そのまま飲めるようにあらかじめ還元されて薄められています。

濃縮還元果汁はストレートで飲めるメリットがありますが、栄養成分も薄まっているため同じ量に対する栄養では濃縮果汁に劣ってきます。

濃縮果汁は自分で薄めて飲む必要がありますが、栄養成分が濃い状態なので料理に使うなどの用途でも利用できます。

値段は濃縮還元果汁のほうが安く売られていますが、濃縮果汁は薄めて何回も飲めるので、実際に飲む量に対しての値段は同じくらいになります。

3.5 ジャスミン茶エキス(いちご味)

いちご美酢の原材料にはジャスミン茶エキスが使われています。ジャスミン茶は美容や健康に良いことで知られていてダイエット効果もあるので組み合わせとしてはおもしろいですが、なぜいちご味にだけこの原材料が入っているのか気になる所です。

理由は単純にいちごとジャスミン茶の相性が良かったのもあると思いますが、お茶で量を増やしているという印象もあります。言ってしまえばいちごは小さい果物で値段が張るので価格を他のフレーバーに合わせるためというのもあると思います。

それでも普段いちご100%ジュースなんて見たこと無いですし、いちごの濃縮果汁というのは珍しいのでどんな味がするのか気になる人も多いようです。

3.5 ウコンエキス(みかん味)

ウコンエキスが美酢みかんの原材料に含まれています。ウコンエキスはショウガ科のウコンから抽出されるエキスで肝機能の改善や胃の健康に役立つ成分です。

美酢は強い酸性なのでストレートで飲むと腹痛を起こす可能性もありますが、胃に良い成分であるウコンエキスがその弱点を補完してくれています。ウコンエキスは色が黄色(カレー色)なのでみかん美酢の見た目を自然に良くしてくれるメリットもあります。

ちなみにウコンエキスは高価なので、これまた安価で手に入りやすいみかん濃縮果汁を使ったみかん美酢の値段を他のフレーバーに寄せるためにという理由もあると思います。

4.香料

香料は日本では厚生労働省により使用基準が定められている成分で使用量も定められているため、日本では安心して飲食できます。香りは美味しさを感じるための1つの要素なので、現在では多くの食べ物に使われていて、満足感を得るためにも欠かせない原材料となっています。

5.ビタミンC

酸化防止剤としてビタミンCが原材料に含まれています。商品の鮮度を保つための成分として含まれていますが、栄養としても体の中で様々な働きをします

サプリメントや栄養ドリンクにも含まれている大切な栄養成分で、欠乏するとコラーゲンが作られなくなり血管や骨が弱くなる可能性があります。

市販のペットボトルのお茶などにも含まれていて、日常で欠乏することはほとんどありません。

5.5 麦芽糖(マスカット)

マスカット美酢の原材料には麦芽糖が含まれていて、麦芽糖は穏やかで良質な甘さを感じさせる成分なのでマスカット味が好きな人も多いと思います。水あめやアイスクリームにも含まれていることが多い成分です。

しかし麦芽糖は甘みが砂糖の約1/3で控えめな甘さなのに対して、カロリーは砂糖と同程度になるため、同じ甘さを求めた場合約3倍のカロリーを摂取してしまうことになります。

麦芽糖は栄養剤としても使われていて栄養価が高くカロリー原に適した栄養成分になっています。

原材料として入っている量は少ないのでそこまで気にする必要は無いと思いますが、美酢のフレーバーの中でマスカット味はダイエットには不向きな気がします。

もちろんマスカット味が好きな人やエネルギーが必要な人はマスカット味をおすすめします。

6.酸味料

原材料として香料と同じ添加物に分類される酸味料ですが、こちらも日本では厳しい審査基準があるので安全性の面では問題ないと言えます。それよりも気になるのは、ただでさえ酸っぱい酢に酸味料を加えて酸っぱくしていることです。

酸味料は主に酸味を調整するために使われる成分ですが、腐敗防止の役割も担うことができる成分です。ただし腐敗防止効果はphを低くする(酸性にする)ことで微生物の働きを抑制することで得られる効果です。

元々酸性の美酢のphをさらに低くしてこれでもかという感じで微生物を抑制しているのでしょうか。美酢を作る工程の最後に自然熟成させるという工程があるので、自然熟成中に腐敗が進まないようにしているのかもしれません。

後は酸っぱさ成分をさらに加えて酢っぽさを強調しているのかもしれません。

7.甘味料(ステビア抽出物)

ステビア抽出物は植物のステビアから取れる成分で、日本で栽培方法や甘味成分について研究され世界に広まっていった天然甘味料です。その甘さは砂糖の200~300倍とされていて、少量でも甘さを感じることができるため原材料として広く使用されています。

ステビア抽出物はWHO(世界保健機構)とFAO(国際連合食糧農業機構)からも安全宣言されているので安全性の高い成分だと言えます。

少量で甘味を感じることができカロリーも低いためダイエットに効果があったり、腸で吸収されないため血糖値を上げなかったり、糖であるにもかかわらずむしろ血糖値を下げる効果があったりして糖質制限中の人も問題なく摂取できる成分です。

また、血圧を下げる効果にも期待されていて、現在では幅広い用途で使用されている成分でもあります。

7.5 着色料(ビタミンB2)カラマンシー味

カラマンシーフレーバーの原材料には黄色の着色料としてビタミンB2が使われています。ビタミンB2は肉や魚、卵などに多く含まれている栄養成分で、皮膚や髪、爪の生成に関与している他、ビタミンB2以外の様々な栄養成分の代謝をサポートする働きがあります。

全体的な年齢層で不足しがちな栄養成分の一つなので着色としてではなく、栄養としてのビタミンB2と考えても良いかもしれません。

ビタミンB2は水溶性ビタミンということもあり、余剰に摂取した場合は尿として排出されるので健康に影響がある報告はありません。

 

口内炎にも効果があり飲んだ後1日経たずに治ったりします。

7.5(一部にオレンジ、りんごを含む)

パイナップルとカラマンシーフレーバーには原材料の一部にオレンジ、りんごを含むと書いてあります。風味を調整するために多少入っているのでしょうか?オレンジやりんごにアレルギーがある方は注意です。

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